Lescaの曲作り
Lescaの曲は、西村氏の紡ぎだしたメロディーにsatsukiが詩をのせる「曲先」です。
曲の雰囲気を壊さないように、けれども、私が詩で伝えたいことは、ちゃんと伝えるという
簡単そうで、実はなかなか難しい作業です。
音楽家としてお互いの尊厳を守りながら、深い会話を重ねていくという、
音楽を作るうえで、最も重要で充実したプロセスを経て、このアルバムは生まれました。
曲について
ふとした感情の動き、流れる時間、移り変わる風景…
各曲に登場する主人公は、とても静かに、そして温かく、じっと物語を見つめています。
「露草」に落ちた雫は「スカイ」へと昇り、そして空から落ちる、その水は川に流れて「三日月」を
映し出す、夜明けを運ぶ風はやがて夕暮れに「蝶々」を見つめるシロツメクサを揺らします。
物語はつながりつながって、「眠る海」に帰っていくのです。
Lescaについて
地上15センチの目線から、空高く舞い上がり、世界を俯瞰して落ちていく視界。
至高のメロディーにのせて、様々な視点から描いた心象風景を、遊覧飛行のように楽しんでいただければ幸いです。
satsuki